外壁塗装で最初に気になるのは相場の価格。人生で何度もあるイベントではないので「いくらが適正なのか?」と心配してしまうものです。そこで本記事では価格平均及び価格の決め方をご紹介します。
外壁塗装の相場の考え方
費用相場は家ごと・悩み事に異なる
色を綺麗にしたいだけ?家を守るレベル?など、どこまで対応したいのか?というご要望の範囲や対象となる悩みに加え、家の状態によっても一概にいくらといえないのが外壁塗装です。そのため、ご自身の予算・目的をもとに合い見積もりをとって価格の落としどころを探るのが外壁塗装における費用相場の考え方といえます。
参考:塗料の種類別、坪単価
住宅の建坪 | アクリル | ウレタン | シリコン | フッ素 | 断熱 | 光触媒 |
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15坪 | 651000 | 693000 | 745500 | 871500 | 955500 | 1050000 |
20坪 | 798000 | 850500 | 903000 | 1050000 | 1155000 | 1260000 |
25坪 | 861000 | 913500 | 966000 | 1134000 | 1239000 | 1344000 |
30坪 | 1050000 | 1113000 | 1113000 | 1365000 | 1491000 | 1617000 |
35坪 | 1165500 | 1239000 | 1302000 | 1512000 | 1648500 | 1785000 |
40坪 | 1281000 | 1354500 | 1428000 | 1648500 | 1795500 | 1942500 |
・大値引きはトラブルの元
値引きしたいのは人情ですから多少の値引きは応相談となりますが、大幅な値引きはトラブルの原因になります。なぜなら外壁塗装工事で行う必要事項が10個あった場合、大幅な値引きになると、行わなければいけない10個の項目を8個にしてしまうことになります。その結果、手抜き工事が生まれる原因となります。
見積もりのチェックポイント
一般的に塗替えにあたっては塗替え対象となる部分や場所の下地の状況が施工の良否を決めるポイントとなりますので素材に応じた処理が大切になります。見積り価格には、下地調整費を分けて記述されていなくても含まれているかどうかきっちり確認しましょう。
設計価格表
お家の状態や仕様によって異なるために、設計価格表通りに費用相場が決まるわけではありません。
外壁塗装の塗り替え周期・役割は?
8~10年
一般的に外壁の塗り替え目安は8~10年と言われています。塗膜の寿命は7~10年と言われているため、塗膜の寿命に関係してそのように考えられています。
365日、約200ミクロンと1ミリにも満たない薄い塗膜がご自宅を守っているのです。雨や風、紫外線やホコリ、苔や藻、その他コーキングのひび割れ、劣化、大切なおうちを守る為にも塗り替えは定期的に必要です。また、塗り替えによって美観が変わり自宅の表情が変わります。自然と住む人に喜びを提供できるでしょう。
外壁塗装の役割
外壁塗装は様々な外壁材の仕上げや、雨、風、湿気、太陽光などの外力からの保護を目的に塗装される事例は多くあります。カラー鉄板やサイディングなどが既に塗装済みの材料も多いようですが、永続的に初期の能力を保つ訳ではなく、一定のライフサイクルで劣化することは避けられません。そのため、外壁塗装などの塗替えによって建物の耐久性を向上させる必要が出てきます。下地は、金属系・コンクリート系・木質系など様々であり、サイディングメーカーによっては塗料の種類をあらかじめ決めている場合もあるので塗替えに際してはご注意ください。
外壁塗料の役割
各塗料には大切な役割分担があります。下塗りで使用するシーラーの場合、すでに塗ってある塗膜やコンクリート等の下地を補強して上塗り材と下地をくっつける接着剤のような性能を持ちます。上塗り材の場合、シーラーを含めた下地を紫外線や水等から守る役割があります。(壁の色や模様などもこの上塗りに該当します)各塗料の相乗効果により、長期にわたり家を保護し、美観を保つことができるのです。