外壁塗装の種類と特徴
外壁塗装の種類は大きく分別すると4つに分かれます。
- アクリル樹脂系
- ウレタン樹脂系
- シリコン樹脂系フッ素樹脂系
- セラミック
塗膜寿命は7年程度のものから20年程のものがありますが、耐久年数が様々なのは樹脂の種類によって違ってくるためです。
夏場は遮熱塗料で省エネハウスを実現
塗料の種類は夏場にお問合せが多いのは遮熱塗料。地球温暖化のヒートアイランド対策として注目されている省エネ塗料です。また光触媒塗料も環境配慮型のセルフクリーニング塗料で注目されています。
前年比20~50%増の出荷量
高日射反射率塗料(以下、遮熱塗料)による屋根の塗り替え施工による太陽熱による建物の温度上昇を抑えるため、エアコンなど空調設備のコストダウンになり、その結果、省エネルギー対策やヒートアイランド現象の防止策となります。そのため、屋根に施す遮熱塗料の人気が上昇しており、遮熱塗料の出荷量は年々増加しています。日本塗料工業会によるとこの10年で出荷量が5倍以上。近年では2010年が前年比の25%、2012年は20%の増加でー万トンが出荷されました。遮熱塗料は塗料が建物の温度上昇を抑える上、他のリフォームに比べて比較的簡単に施工できるのが人気の理由といえます。
太陽光線を反射して温度上昇を抑える
遮熱塗料は特殊セラミックや遮熱反射顔料が含まれており、これが太陽光の赤外線や熱を反射・散乱して、屋根の熱吸収をセーブします(温度上昇を抑える)。また、遮熱塗料の日射反射率は白色が約90%と最高だが、明るめの中間色で70‐80%、最も暗く濃い茶色や黒色でも40‐50%の反射率を持ちます。
近年、省エネ対策リフォームがよく採用されていますが、屋根の塗り替えリフォームは他の施工に比べて比較的簡単にでき、費用はスレート屋根の場合1平米あたり3000円前後ほどと無理のない価格も魅力といえます。
夏冬使える断熱塗装も魅力的
夏場・冬場ともに機能する塗料は断熱塗料。断熱塗料は夏の太陽熱(高温放射熱)、冬の寒気(低温放射熱)の両方の放射熱を反射します。更に一般の断熱剤と同等の熱が伝導しにくい特性(低熱伝導特性)を持っていますので放射熱反射特性と低熱伝導特性のダブルパワーで、夏の暑さも冬の寒さも遮断して高い断熱効果を発揮します。
高気密・高断熱なつくりで省エネ・快適に
気密性・断熱性が低いと、天候の影響を受けやすく、窓などの開口部や壁から外気が侵入しやいので暖気・冷気が外に逃げます。そのため高気密・高断熱なつくりであればあるほどに省エネで快適な暮らしを実現できます。
[気密性や断熱性が高い住まいの特徴]
- 家の外と中とで熱の出入りが少なくなるので、エアコンを効率的に使うことができる
- 夏の冷房や冬の暖房の費用を抑えることができる。
- 部屋の中の温度差が少ないので、より快適に暮らせる
- 浴室やトイレなどでのヒートショックの抑制につながる
- 結露やカビが発生しにくく、建物の寿命を延ばす
他にも換気システムなどを組み合わせると、効果はさらにアップします。